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“RE100企業”が再エネ需要を牽引! 2030年までに102GWへ

アップル、グーグル、マイクロソフト、イケア、フェイスブック、GM、ナイキ、スターバックス、ビザ、ウォルマートストア。これらのグローバルリーディングカンパニーは、再生可能エネルギー(再エネ)への100%転換と、持続可能な社会を創造することを目標とする企業のほんの一部である。

再エネ100%公約企業増加
世界で170社を超える

風力と太陽光発電のコストが急激に下がるにつれて、再エネに対する企業の関心は近年劇的に高まっている。ヨーロッパ、アジアのグローバル大手企業が100%再エネを達成するという目標を掲げており、さらに多くの企業がこれに追随している。 このように、事業で使用する電力の再エネ100%を公約した企業で構成される「RE100」イニシアチブには、現在全世界で176社が加盟している(2019年5月21日現在)。

RE100企業は、これまでに大量な新規再エネ設備導入に貢献してきた。 昨年11月に発行されたRE100年間レポートによると、加盟企業(当時全155社)の総売上高は4兆5000億米ドルを超え、それは世界GDPの5%強に匹敵する。2017年末時点で、これらの加盟企業は風力や太陽光などの再エネ電源から73TWhに及ぶ電力を調達し、その調達量は企業の年間電力消費の38%であった。これらの企業が100%の目標を達成すると、世界で年間188TWhの再エネ電力の需要を導くことになる。

さらに、再エネ調達量(自家発電を除く)を電源別に見てみると、全再エネ調達量の62%が風力発電であり、続いて大規模水力発電(12%)、小規模水力発電(4%)となっている。 太陽光発電は、わずか2%となっている。

 


Text: Junko Movellan

RE JOURNAL vol.1(2019年春号)より転載

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