注目トレンド

発電量UPとコスト低減を両立! 資産価値の高い発電所をつくる方法とは?

稼働済み太陽光発電所のパフォーマンスを高める「リパワリング」。ここ最近、太陽光発電業界で注目されているキーワードの1つだ。発電量の向上とコスト削減を実現するソリューション「Amptストリングオプティマイザ」を紹介する。

新設も既設も大きなメリット
発電能力向上の必須アイテム

既設発電所は通常、影や経年劣化により発電能力が低下していく。そうなるとミスマッチ損失が発生し、収益力が低下する。それを防ぐ有効な手立ての一つが、「Amptストリングオプティマイザ」の導入だ。

下のグラフは、影がかかってしまうアレイにストリングオプティマイザを設置し、パワコンの合成出力を最大化したときのデータだ。改善されたのが一目でわかる。


パワコン3は、2017年6~12月と比較して、2018年6~12月はなんと発電量が8.2%も向上した。
導入事例:太陽電池モジュール 694kWp/パワコン 500kW/
設置場所:大分県

 

ストリングオプティマイザを
導入する2つのメリットとは?

①1000V系パワコンへ
低コストでリプレースできる!

Amptストリングオプティマイザの電圧調整機能によって、旧式の600V系パワコンから1000V系の新型パワコンへの交換が、配線工事や法的な高圧区分への変更なしで可能になる。

●600V系パワコンとの発電量比較

Amptオプティマイザが最適出力電圧Vmを1000V系パワコンのMPPT範囲(530~550V)に制御。パネルの直列数はそのままで、1000V系パワコンを使用可能。5~10年経過しているシステムにおいては6.5~8.5%の発電量UPが期待できる。

上の表の通り、6.5%〜8.5%も発電量向上が期待できる。早期に着手するほど、収益アップが見込める可能性が高い。

②新設案件の初期コストが抑えられる!

ストリングオプティマイザを追加すると、発電所の設計が変わる。部材を減らして施工工数も抑え、初期コストを低減することも可能になる。

●従来型設計(Amptなし)との部材比較(パワコン1台あたり)


試算条件:太陽電池モジュール 1.7MWp/パワコン 1.6MW

Amptオプティマイザを採用することで、「8ペアの長距離高圧ケーブル+8個の接続箱+128ストリングの延長ケーブル+接続箱内の256回路のストリング監視回路」を削減できる。オプティマイザのコストアップがあっても、合計で760,000円のコスト削減が可能! しかも、ミスマッチ損失低減によって発電量は向上する。

上の事例では、76万円もの削減に成功した。しかも発電量が向上するため、投資家の収益最大化に資するのだ。

導入後はDC側に蓄電池を配置できるようになるため、ACグリッドからの充電で生じる変換ロスをなくし、総合充放電効率に優れた蓄電システムの構築も可能だ。

ミスマッチ損失を抑えて
既設案件をリパワリング!

Amptストリングオプティマイザは、影や経年劣化などによる発電低下の影響を最小限にとどめ、ミスマッチ損失を抑える。稼働済み発電所をリパワリングすれば、長期的な収益が向上するのだ。

事業の長期持続性を考えた場合、投資家には必須のアイテムだ。

問い合わせ

アンプトジャパン合同会社
神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12
日総第12ビル10階
TEL:045-565-9977


文/大根田康介

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