太陽光ビジネス

CO2排出量が1/4、省エネの液体デシカント調湿空調機 ダイナエアー

空調機メーカーのダイナエアーに、4分の1のエネルギー消費で済む主力商品について聞いた。

2019年度「省エネ大賞」受賞

――主力事業は。

ダイナエアーは空調機メーカーです。空調機の中でも少し特殊な液体調湿剤を使った液体デシカント方式の調湿空調機です。外調機は建物外の屋上や裏手、地下などに置き、セントラルに建物内に給気する大型の業務用空調機です。普通、空調は温度調節がメインですが、当社製品は除湿と加湿の能力が非常に強く、湿度をメインに調整します。

――二酸化炭素(CO2)排出量が気になります。

高効率の熱源を当社の液体デシカント方式の調湿空調機と組み合わせていただいた場合、加湿運転時に一般的な電熱式加湿器の4分の1のエネルギーで済ませることができます。ほぼ、同じような比率でCO2排出量も4分の1にすることができます。当社の「モイストプロセッサー(加湿モデル)」は「2019年度省エネ大賞」(省エネルギーセンター主催)で省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。

産業界が注目

――製品のアピールポイントは。

通常、産業用の空調機の場合、工場で出る100度や80度といった高温の熱をエネルギーとして活用できますが、50度~60度よりも低温の熱ですと使い道がなく、下水として海や川に捨てていたのです。

当社の液体デシカント方式の調湿空調機は、これまで捨てられていた40度~50度という低温の熱を熱源として使えるので、工場にとっては、タダでエネルギー源を使えるということです。お湯を捨てているということはエネルギーを捨てているということになりますから、他の熱源のエネルギーを使わずに解消できるということは、そのぶんCO2を削減できるということです。

特に低温の熱源で蒸気式に匹敵する加湿能力が得られ、蒸気ボイラーからのCO2排出量を大幅に削減できるため、産業界から注目されてきています。

当社製品は値段が高いのですが、長い目で見れば経済的にもお得ということで、導入が進みつつあります。「値段は高いけれど、これからCO2削減のためには、これが良い」という理解が広がりという理解が広がり、導入を検討してくださるケースが増えてきています。

話を聞いた人

ダイナエアー株式会社
ソリューション営業部 シニアマネージャー
黒川徹也氏


文/山村敬一

関連記事

アクセスランキング

  1. 「リユース」の太陽光パネルを人工光植物工場で活用 製造装置メーカーのNPC...
  2. 日本の風力発電はどう変わる? 世界有数の風力メーカー・GEが描く未来
  3. 国内外風車メーカーの提携が活発化! 日本市場での本格展開へ
  4. PR保証&出力制御も遠隔対応! 日本の再エネを支えるグローバル標準O&M...
  5. 早くも再エネ100%達成! 日本の金融機関で唯一RE100参加の”城南信用金庫”...
  6. 「脱炭素社会」実現に貢献、大手重電のダイヘン
  7. ソニーが「自己託送制度」を利用! 離れた場所の再エネ電力を自社消費に!...
  8. 東急100年目の挑戦! 鉄道事業の電力もRE100へ
  9. 系統柔軟性―― そこに蓄電池は必要か? 系統問題の第一人者に聞く!
  10. FIT抜本見直しの背景-競争電源と地域活用電源とは?

フリーマガジン

「RE JOURNAL」

vol.02 / ¥1,000
2019年12月26日発売